───────────────────────────
第二次大戦の隼のエース
───────────────────────────
梅本 弘 (著)
大日本絵画;
初版版 (2010/7/14)
内容紹介
「零戦の20mm機銃で撃っても落ちないのに、隼の12.7mmで落とせるはずがない」。ラバウルで米軍の重爆撃機に苦戦していた日本海軍は、応援に来た陸軍の一式戦闘機「隼」を冷笑した。ところが、落ちたのである。米軍爆撃機の真っ正面から突進し、衝突寸前まで発砲。「肉をきらせて骨を断つ」ドイツ空軍の対重爆戦法と同じ前方攻撃を反復したのだ。以後、隼はまさに終戦まで、すぐには信じられないほど粘り強く戦い、着々と戦果をあげていった。本書では隼の戦果報告をひとつひとつ連合軍の損害記録と照合。客観的な裏付けのもと、隼の善戦敢闘はいよいよ本物の輝きを得たのである。
───────────────────────────
小学生時代に持ってたイメージは海軍の零戦よりも冴えない存在
とはいえ、初期の連合軍戦闘機よりは高性能なんだろうと思ってた
改めて読むと1000馬力エンジンで得られる精一杯の飛行性能と長い航続距離を目指したのは同様
海軍の戦闘機と違って防弾装備をそれなりに備えている
2門だけの武装は弱々しい感じがする、しかし陸軍の13mmは機関砲だ
小型なので機首へ搭載出来たし、弾道が良く伸びるので実用性が高い
コストが安くて、部品数も少ないから生産・整備が容易
兵器としては「隼」の方が優れていたのではないかと思えてきた
とはいえ、「隼」はスペックを見ると、同じ時代の戦闘機の中で決して高性能では無い
多分、対戦した連合軍のほとんどの戦闘機より分が悪い
しかし、「第二次大戦の隼のエース」を読むと素人が思うのと全然違う「隼」の戦いが浮かび上がってくる
エピソードの全てが興味深い
大して性能の向上が計れなかったのだけど、太平洋戦争後期になっても前線で使える戦闘機であり続けた
スポーツカーに例えると連合軍の機体は大排気量のパワースポーツ、隼は極限までそぎ落としたライトウェイトスポーツ、という感じだろうか
パワフルな四式戦等は連合軍機と近い方向性だったので「日本機にしては高性能」になってしまったように思える
加藤隼戦闘隊の最後楽天ブックス
商品副データ若き撃墜王たちの墓碑銘光人社NF文庫宮辺英夫光人社この著者の新着メールを登録する発行年月
楽天市場 by


あゝ隼戦闘隊新装版楽天ブックス
商品副データかえらざる撃墜王光人社NF文庫黒江保彦光人社この著者の新着メールを登録する発行年月:20
楽天市場 by

